2006年、シエナのキジアーナ夏季音楽週間『トスカ』を指揮してデビュー。翌年、藤原歌劇団『ラ・ボエーム』を指揮して日本デビューを果たす。同年夏にはペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル『ランスへの旅』を指揮。その後国内外のオペラへの出演やオーケストラとの共演を重ねている。オペラと交響曲の両分野で活躍する指揮者の一人である。2017年度第16回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。藤沢市民オペラ芸術監督、パシフィックフィルハーモニア東京 指揮者。
ファブリツィオ・ヴィングラディート [裕福な農場主]
大阪音楽大学卒業。文化庁派遣芸術家在外研修員として渡独。独ケムニッツ市立劇場「魔笛」パパゲーノで欧州デビュー後、独ザクセン州立劇場、独ラインスベルク音楽祭、瑞ヴァドステーナ音楽祭、東京・新国立劇場などで活躍。チョン・ミュンフンやペーター・シュナイダー等著名な指揮者や露レニングラード国立歌劇場管弦楽団等と共演。「題名のない音楽会」「プレミアム・シアター」「名曲リサイタル」等に出演。大阪音楽大学教授。
ルチーア [ファブリツィオの妻]
京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。 音楽学部賞受賞。『カルメン』『アイーダ』『ドン・カルロ』『古事記』をはじめ、イタリア・ピサ歌劇場『聖スザンナ』『修道女アンジェリカ』等、国内外のオペラに出演。ヴェルディ「レクイエム」、マーラー「復活」など、オーケストラとの共演も数多く行なっている。神戸市文化奨励賞、音楽クリティック・クラブ賞受賞。関西二期会会員。武庫川女子大学音楽学部教授、京都市立芸術大学非常勤講師。
ジャンネット [ファブリツィオの息子、兵士]
国立音楽大学、同大学大学院を首席修了。新国立劇場オペラ研修所、文化庁新進芸術家海外研修制度を経て、ペーザロのアカデミア・ロッシニアーナを修了。チロル祝祭歌劇場《アルジェのイタリア女》のリンドーロ役でヨーロッパ・デビュー。第88回日本音楽コンクール声楽部門第1位、第16回東京音楽コンクール声楽部門第2位ほか多数受賞。2018年大阪国際フェスティバル《ラ・チェネレントラ》でラミーロ王子役に抜擢され喝采を浴びる。
ニネッタ [ファブリツィオの家の小間使い]
大阪音楽大学大学院歌曲研究室修了。ドイツにて研鑽を積む。透明感のあるあたたかい声でオペラの主要な役を演唱、宗教曲のソリストとしても活躍している。日本音楽コンクール歌曲部門入選、飯塚新人音楽コンクール第1位、松方ホール音楽賞大賞、兵庫県芸術文化奨励賞受賞。マーラー作曲「子供の不思議な角笛」全曲演奏に対し文化庁芸術祭音楽部門新人賞を受賞。大阪国際フェスティバル「ランスへの旅」コリンナ役では美声と自由な技巧を評価された。関西二期会会員。
フェルナンド・ヴィッラベッラ [ニネッタの父、兵士]
東京藝術大学卒業、同大学院修了。イタリアにて研鑽を積む。 第4回マグダ・オリヴェーロ国際コンクールファイナリスト、第19回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。二期会『ナブッコ』タイトルロール、日生劇場『セビリアの理髪師』フィガロ、新国立劇場『蝶々夫人』シャープレス、びわ湖ホール『ワルキューレ』ヴォータン等で活躍。コンサート・ソリストとしても古典から現代、邦人作品まで幅広いレパートリーを持ち、高い評価を得ている。二期会会員
ゴッタルド [村の代官]
名古屋芸術大学卒業、同大学大学院修了。2013~2014年NPO法人イエロー・エンジェルの奨学金を受けてイタリアに留学。第48回日伊声楽コンコルソ第2位。第41回イタリア声楽コンコルソ金賞受賞。第6回ジャンニーノ・ゼッカ国際声楽コンクール第2位。平成24年度愛知県芸術文化選奨文化新人賞受賞。平成28年度とよしん育英財団教育文化奨励賞受賞。20年藤原歌劇団公演「リゴレット」スパラフチーレにて好評を博す。藤原歌劇団団員。愛知県出身。
ピッポ [ファブリツィオに仕える若い農民]
京都市立芸術大学大学院修了。修了時に大学院賞受賞。青山音楽賞新人賞、ほか多数受賞。ウィーン国立音楽大学リート・オラトリオ科に留学。オペラでは「フィガロの結婚」マルチェッリーナ、ケルビーノ「チェネレントラ」題名役「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼル「ホフマン物語」ニクラウス「タンホイザー」牧童「ばらの騎士」オクタヴィアン「子どもと魔法」子ども「皇帝ティートの慈悲」セスト「カプレーティ家とモンテッキ家」ロメオほか多数出演。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。
イザッコ [小間物商]/アントーニオ[看守]
大阪音楽大学大学院修了。これまでに「リゴレット」マントヴァ公爵、「仮面舞踏会」リッカルドなど、主役脇役問わず70以上の幅広い役柄を好演。イタリアでは「蝶々夫人」ゴローを演じ各紙から好評を得た。帝国劇場「レ・ミゼラブル」などにも出演。多くの宗教曲・合唱曲のソリストをつとめ、自主企画オペラなどの演出も手掛け好評を得る。関西歌劇団理事。上方オペラ工房メンバー。大阪音楽大学非常勤講師。平成17年度大阪舞台芸術新人賞受賞。平成25年度大阪文化祭奨励賞、平成25年吹田市文化功労者賞受賞。他、多数の受賞公演に参加。
ジョルジョ [代官の召使]
大阪音楽大学専攻科修了、イタリア・ミラノに留学。数多くのオペラに出演、演じた役柄は70以上。主役にて出演のオペラが佐川吉男音楽賞、三菱UFJ信託音楽奨励賞、大阪文化祭賞優秀賞等多数受賞。第18回日本歌曲振興会日本歌曲コンクール第2位。現在、関西二期会会員、関西歌曲研究会理事、堺シティオペラ会員、神戸市混声合唱団団員、大阪音楽大学演奏員、関西二期会オペラ研修所講師、神戸女学院大学、 高円芸術高等学校 非常勤講師。
村の裁判官
東京藝術大学大学院オペラ科修了。第38回京都府文化賞・功労賞受賞。第22回藤堂音楽褒賞受賞。《ドン・ジョヴァンニ》のレポレッロ役でデビューし、その後数々のオペラに出演、これまでに100に及ぶ役を演じ、いずれも好評を博す。特にその端正な音楽性と存在感のある多彩な役作りには定評がある。また、バロックから現代に至るまでオラトリオ、宗教曲などのソリストとして著名指揮者、オーケストラとの共演も多い。関西二期会会員。
大阪音楽大学音楽学部声楽学科卒業。ヴェローナオペラアカデミー・オペラ演出課程修了。2010年に渡伊。フィレンツェ歌劇場をはじめとするイタリアの歌劇場で、演出部として研鑽を積む。2018年にさわかみオペラ芸術振興財団から派遣され再び渡伊。アレーナ・ディ・ヴェローナのオペラ「カルメン(新制作)」に、日本人で初めて演出助手の一員として参加した。これまでにオペラ演出作品は、20作品以上に及ぶ。現在、枚方シティオペラ芸術監督。
2015年、第6回ロブロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクールで第2位。ザグレブ・フィル、マケドニア・フィル、日本フィル、新日本フィル、東京フィル、神奈川フィル、名古屋フィル、中部フィル、日本センチュリー響、大阪フィル、関西フィル、大阪響、兵庫芸術文化センター管、山形響、広島響、九州響、奈良フィル、オーケストラ・ジャパン等を指揮している。奈良フィル正指揮者、奈良フィル混声合唱団指揮者、京都芸大非常勤講師、大阪音大講師。
大阪音楽大学ピアノ科卒業。1998年度文化庁芸術家在外派遣研修員としてローマ、また2009年度ロームミュージックファンデーション特別在外研究員としてパリにおいてコレペティトゥアとして研鑽を積む。また歌曲の伴奏者としての活動も広げ、美しい音色と豊かな音楽性に基づいた演奏には定評がある。現在、兵庫県立芸術文化センター、びわ湖ホール、大阪音楽大学ザ カレッジ オペラハウス他で活躍中。大阪音楽大学非常勤講師。令和元年度滋賀県文化功労賞受賞。
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